実録もの

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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第3話_見ごたえある単発エピソード回【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

第3話ではメインストーリーはほとんど動かず、2本の単発エピソードが描かれます。そのうち一本は異例なほど軽く、一本はヤクザ者の業の深さを描く重量級のエピソードであり、それぞれに見応えがありました。 ©Netflix 登場人物・あらすじ ウォル...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第2話_見せ場はフェリクスの交渉術【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

内部分裂寸前の部下達の様子と、新たな販路拡大に動くフェリクスの様子が映し出される第2話ですが、かつて群雄割拠状態だったプラサを統合したフェリクスの交渉術が久々に炸裂します。やはり彼は暴力の人ではなく交渉の人だった。そんなことを再認識させられ...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第1話_リーダーは大変だ【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

楽しみだったナルコス:メキシコ編のシーズン2が始まりました。第1話では、フェリクスの帝国は崩壊こそ免れたもののDEAとの戦争で疲弊してきているということが描かれ、ここからどう盛り返すのかという第2話以降への期待をつなぐエピソードとなっていま...
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アフターマス_シュワの演技力不足が史実を軽くしている【4点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2017年 アメリカ)ドラマティックな史実を物凄く下手くそに映画化してしまった作品でした。語り口のまずさに加えて史実のどの部分にフォーカスするのかという選択もうまくいっておらず、全体的に失敗しています。また、シュワルツェネッガーに彼の演技...
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ザ・レポート_アメリカ流のディベート術を見られる映画【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2019年 アメリカ)硬派な社会派作品であり、ロジカルに構成されているのでディベート映画としても見応えがありました。欲を言えばもっと面白くしようもあったとは思うのですが、そんな欠点ありきでも十分に合格点を出せる作品ではないでしょうか。 ©...
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ウィッチ_人は見たいと思うものを見る【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ・カナダ)1630年ニューイングランド。清教徒の中でも特に敬虔なウィリアムは村に馴染めず、家族と共に荒野での自給自足の生活を開始する。そんなある日、5人の子供のうちの一人の赤ん坊サムが行方不明になり、その直前に一緒にい...
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トゥルー・ストーリー_濃厚な心理劇だが後半失速する【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ)ニューヨークタイムズに勤め、何度も表紙を飾って来たマイケル・フィンケルは、捏造記事が原因で会社を解雇された。失意のうちに故郷のモンタナに戻ったマイケルの元に、殺人容疑をかけられているクリスチャン・ロンゴという男が、マ...
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凶悪_不快度数MAXの傑作【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2013年 日本)雑誌記者の藤井の元に、須藤という元暴力団組長の死刑囚からの面談依頼がくる。須藤によると、立件された事件以外に自分が関わった殺人事件がいくつかあり、それらの首謀者の男は逮捕されず今でも普通の市民生活を送っているから、雑誌を...
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デトロイト(2017年)_怖くて深い実録サスペンス【8点/10点満点中】(ネタバレなし・感想・解説)

(2017年 アメリカ)1967年7月23日、警察による闇酒場の摘発をきっかけにして、デトロイト暴動が始まった。そんな暴動の最中、アルジェ・モーテルではある宿泊客が冗談半分で鳴らした空砲が狙撃だと勘違いされ、警官隊が乗り込んでくる事態となっ...
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クリーピー 偽りの隣人【2点/10点満点中_ツッコミどころしかないダメサスペンス】

2点/10点満点中 ■実話に着想を得たフィクション 2002年の北九州監禁殺人事件をモチーフにした作品だということですが、これが全然ダメダメでした。あの事件や、それと類似した尼崎事件で浮かぶ疑問点とは、 どうやって他人が家に上がり込んで家族...
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コロニア【4点/10点満点中_史実の重みもサスペンスのスリルもない】

4点/10点満点中 イギリスでの公開時には酷評の嵐の上に興行成績も惨憺たるもので、世界的には失敗作と認識されている作品なのですが、確かにひどいものでした。「ひどい」という前提で見れば、まぁそれなりに見どころはあるかなという感じです。 ■史実...
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白い沈黙_雰囲気は良いのに尻すぼみ【4点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2014年 カナダ)実話に基づいたサスペンスドラマなのですが、被害者家族や警察がいちいちあり得ない反応を示すためにツッコミどころ満載の内容となっているし、実話の考察も中途半端で、観客の期待値にまったく応えられていません。 ©A-24 あら...
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ゲティ家の身代金【7点/10点満点中_良質な大人のエンタメ】(ネタバレあり・感想)

(2017年 アメリカ、イギリス)1973年。大富豪・ジャン・ポール・ゲティの孫がローマで誘拐された。犯人グループは身代金1700万ドルを要求するが、ゲティは支払を拒否する。 7点/10点満点中 ゲティはドケチか策略家か 1973年に発生し...
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15時17分、パリ行き【4点/10点満点中_短い尺すら持て余したつまらない再現ドラマ】(ネタバレあり感想)

4点/10点満点中 ■イーストウッド監督作品中、最低評価 Rotten Tomatoesでの批評家支持率が24%と異常に悪い数字であり、これはクリント・イーストウッド監督作品としてこれまでの最低評価だった1990年の『ルーキー』の29%をも...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン1)_熱量が足らない【6点/10点満点中】(ネタバレあり感想)

(2018年 アメリカ) 麻薬業者フェリクスが地方組織の一介の構成員から国のドラッグビジネスのトップにまで登り詰めるのですが、彼はヤクザというよりもビジネスマンタイプなので暴力は控えめ。対するDEAのカマレナ捜査官も単純な正義の人で、怒りの...
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ナルコス(シーズン3)_エスコバルなしでも面白い!【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

エスコバルなしでも面白い パブロ・エスコバルの魅力こそがの見所だったのですが、そのエスコバルがシーズン2のラストで死亡し、さらにはナレーターとして視聴者の視点の立場にいたマーフィー捜査官も去り、事前には面白くなる要素がまるで見当たらなかった...
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ナルコス(シーズン2)_手負いの獣が暴れる恐怖【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

[2016年Netflixオリジナル作品] 8点/10点満点中 ■正常な判断力を失ったエスコバル 前シーズンでは異常に冴えた洞察力と判断力で巨大帝国を築き上げたエスコバルの姿が描かれましたが、一転して本シーズンでは彼の転落が描かれます。そこには手負いの獣の恐ろしさがあって、身を守るために何をしてくるか分からないことが作品全体の緊張感を高めています。
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ナルコス(シーズン1)_麻薬戦争は文字通り戦争だった!【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

[2015年Netflixオリジナル作品] 8点/10点満点中 ■実話をベースにしたフィクション 「ナルコ」とはスペイン語で密売人の意味で、タイトルの『ナルコス』はその複数形です。本作はメデジンカルテルを形成して世界7番目の富豪にまで上り詰めた実在の麻薬王・パブロ・エスコバルの半生を題材にした作品であり、一応はフィクションということになっているのですが、本作のエピソードの大半は80年代に実際に起こったもの。
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7月22日【4点/10点満点中_実話の重みに負けて焦点の定まらないドラマになった失敗作】

4点/10点満点中 ■2011年7月22日に起きた実話がベース 2011年7月22日にノルウェーのオスロ政府庁舎爆破事件とウトヤ島銃乱射事件が連続して発生し、政府庁舎爆破事件により8人、銃乱射事件により69人、両事件で77人が死亡した事件の...
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スリーパーズ_穴だらけのクライムサスペンス【3点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)描かれることすべてが嘘臭くて、とても見られたものではありませんでした。事実に基づくとはされているのですが、NY法曹界からの反論もあり、一部に事実を含んだ創作として見るべき映画のようです。 作品概要 あらすじ NYヘル...
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