(2026年 アメリカ)
デイヴ・バウティスタとジェイソン・モモアが共演したアクションとくれば、どれほど派手で物騒なことになるんだろうかと期待するところだが、アクション映画としての密度は低い。主演二人は良かっただけに、もっとバカにハデに振ってよかったと思う

感想
しばらく疎遠にしていたデイヴ・バウティスタとジェイソン・モモアのマッスルブラザーズが、父の死をきっかけにマッスルドッキングを果たすアクション映画。
バウティスタは特殊部隊の指導教官、モモアは先住民居留区の警察官と、いずれも高い戦闘力を持つ大男二人が、ハワイを舞台に爆破と殺戮の花を咲かせる80年代スタイルのアクション映画を期待したのだが、映画はさほどの熱量を帯びていかない。
父の死を巡る陰謀という縦糸に、疎遠にしていた兄弟の衝突と和解という横糸が絡められた構成なのだが、まぁこれがしちめんどくさいの。
こうした図式を求められるのは、コンビのいずれか(あるいは両方)が演技派俳優の場合だろう。
筋肉隆々の二人が組んだ時点で、ロジック度外視のドンパチのみで客は納得するのだが、ドラマツルギーなる余計なものを付け加えた結果、上映時間は120分弱にもなっている。
『コマンドー』(1985年)が90分、『コブラ』(1986年)が88分だったことを考えると、さすがにこれは長すぎる。
私はすっかりダレてしまった。
また陰謀劇や兄弟の和解劇にもさほどの面白みはなく、ここを肉厚にする必要はなかったと思う。
加えて、アクションがどうにも雑だったのはどういうことなのだろう。
中盤にて、主人公たちの乗った車が敵車両一団とヘリに襲われて絶体絶命という場面がある。
そのボリュームと言い、タイミングと言い、本作中最大の見せ場と言える一大アクションだったが、VFXがまぁ雑で悪い意味で驚いた。
とまぁ文句ばかり書いてきたが、主演の二人が良いので最後まで見ていられる出来には仕上がっている。
真面目で寡黙なバウティスタと、おしゃべりで気の良いモモアは、定番ながらも安定感のあるバディである。 主演二人が良いからこそ、内容が何とかならんかったんかと思うのだが。

コメント
同じアマプラオリジナル枠で、筋骨隆々の二人主人公映画で「ヘッド・オブ・ステイト」がありますので、オススメしますよ。
終盤のカーチェイスとかがかなりオススメです。
ありがとうございます
気になっていたので、今度見てみます