実録もの

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ダーマー_猟奇事件に短絡的な答えはない【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2022年 アメリカ)実在の連続殺人犯をテーマにしたリミテッドシリーズだが、結論を一つに絞り込むのではなく、可能な限り多面的な分析を試みている点が好印象だった。連続ドラマの特性を生かし切った良作。 感想 ネトフリ久々の収穫 1970年代か...
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事故物件 恐い間取り_この映画が事故物件【4点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2020年 日本)Jホラーにはあまり詳しくないのですが、Netflixに上がっていたので何となく鑑賞。主人公が売れない芸人という設定がうまく生かされていないし、心霊現象が怖くないし、亀梨和也の関西弁に違和感ありまくりだし、この映画が事故物...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン3)_シリーズで一番つまらない【5点/10点満点中】

(2021年 アメリカ)大好きなシリーズなのですが、本シーズンではサブプロットを増やしすぎで勢いが生まれていないし、見どころであるナルコ(密売人)達の成り上がり物語にも魅力がなくなっており、シリーズで最低の出来だったと言えます。このままジリ...
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仁義なき戦い 完結篇_蛇足だけどそこそこ面白い【6点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(1974年 日本)シリーズ第5弾。美しく終わった『頂上作戦』のラストを半ば台無しにする形で強引に製作された作品だけあって、出来はシリーズ最低でした。それでも面白いのは面白いんですけどね。でもまぁ人気キャラの切り捨てが酷かったり、広能の老害...
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仁義なき戦い 頂上作戦_小林旭がかっこいい【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(1974年 日本)シリーズ第4弾。愚か者や卑怯者が足を引っ張るという構図は従前の通りなのですが、その足を引っ張る者の一人に主人公 広能(菅原文太)も加わるという点が斬新で驚きました。モラルの規範的存在だった広能の無能化は、ヤクザの時代の終...
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仁義なき戦い 代理戦争_人を喰わにゃあ、おのれが喰われるんで【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(1973年 日本)シリーズ第3弾。血生臭い抗争よりも権威・権力を巡ってのパワーゲームに主眼を置いたシリーズの真骨頂的作品で、複雑極まりない構図を短時間で描き切った脚本・演出の力技が光ります。また一番良いところで終わるという『帝国の逆襲』を...
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仁義なき戦い 広島死闘篇_まさかのラブストーリー【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(1973年 日本)シリーズ第二弾。北大路欣也と梶芽衣子の悲恋と、狂犬 千葉真一が暴れ回る物語が並走する内容なのですが、それぞれに見応えがあって大変楽しめました。ヤクザを題材にしながらも、普遍的な物語を紡いでいることが本作の最大の強みではな...
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仁義なき戦い_内容は一般的な組織論【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(1973年 日本)義理人情を重んじる侠客という従来のヤクザ映画のフォーマットを破壊し、卑怯者、臆病者も大勢いるというカオス状態を描き切った名作。腹の探り合いや組織内の秩序維持など一般社会にも通じるテーマが多いので、ヤクザ映画に抵抗がある人...
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丑三つの村_闇と病みが足りていない【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(1983年 日本)1938年に岡山県で発生し、被害者数の世界記録を長期間に渡って維持していた津山三十人殺しの映画化なのですが、殺人鬼のドロドロとした内面に迫るようなドラマでもなければ、凶行の凄絶さにも欠けており、史実のインパクトに引けを取...
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ゾディアック_怖くて不思議で面白い【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2007年 アメリカ)実際の連続殺人事件を映画化した作品。未解決事件だけあって結論のない膨大な資料の山がそこにあったのですが、見事な脚色でこれをエンターテイメントに昇華できており、完全再現された犯行場面の生々しさも不謹慎ながら見所となって...
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コード211_ドラマは支離滅裂だがアクションはイケる【6点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)ニコラス・ケイジ主演のVシネですが、銃撃戦にはなかなか気合が入っていて見応えがあります。群像劇を志向しつつも完全に失敗したドラマの出来がかなり足を引っ張っているのですが、90分未満の映画なので見せ場の迫力だけで何とか...
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オーバードライヴ(2013年)_無茶する親父のデカすぎる背中【8点/10点満点中】(ネタバレなし・感想・解説)

(2013年 アメリカ)ロック様が街のダニ掃除を買って出るような痛快アクションではなく、ヒリヒリとした潜入の緊張感が前面に出ており、また親子の情愛に感動させられるような情感のたっぷりのクライム・サスペンスでした。加えてアメリカの司法制度の問...
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NY心霊捜査官_悪魔が関わるホラーは怖くない【3点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

(2014年 アメリカ)気味の悪い場面はあるものの怖くはなく、ホラー映画として失敗しています。またミステリーとしても壊れた主人公の再生の物語としても正常に機能しておらず、何も良い部分のない映画となっています。 © 2014 - Screen...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第10話_メキシコの『ゴッドファーザーPARTⅡ』【9点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

いや~、面白かった。 派手な見せ場は前話で終わって、今回は天下を獲ったフェリクスの凋落が描かれるのですが、人を見ることができなかった点が最後までフェリクスのアキレス腱でした。この辺りは『ゴッドファーザーPARTⅡ』(1974年)によく似てい...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第9話_フェリクスの成長【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

前話に続きド派手な見せ場のあるエピソードであり、娯楽作としての高い満足感を得られました。この戦いの末、ウォルトとフェリクスは対照的な立場に置かれるのですが、そのどちらのドラマにも見応えがあり、捜査官と麻薬組織の両方を描くこのシリーズらしい重...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第8話_大統領選はスリル満点【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

シーズンも佳境に入り、情勢は大きく動き、派手な見せ場もある満足度の高いエピソードとなっています。フェリクスは相変わらず土俵際で踏ん張っている状態なのですが、今回も倒れそうで倒れない彼の生命力の強さが描かれます。 他方、前話にて死亡フラグのぶ...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第7話_パブロ・アコスタがシブすぎる【7点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

物凄いテンションだった第5話、6話と比較するとやや低調な回なのですが、滅びの道を受け入れている男パブロ・アコスタのカッコ良さにはやられましたね。 ヤクザ者の生き方に疲れていたり、恋人が妊娠していたりと、アコスタには死亡フラグぶっ刺さりまくり...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第6話_テーマは組織マネジメント【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

フェリクスの苦悩は続くのですが、今回は主に組織マネジメントの問題が描かれます。経営者が弱っていることに気付いた一部の部下が増長し始め、それをたしなめる力を見せないことで他の部下達もザワ付き始めるという負の連鎖。 「こういう構図わかるなぁ」と...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第5話_熱すぎる主導権争い!これぞナルコス!【8点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

低調だった第4話が嘘のように、本作は激熱の展開を迎えます。第2話から第4話にかけての地道な交渉の末にアメリカへの密輸ルートをすべて押さえたフェリクスは、ついに部下のアマドに計画の全貌を説明し、ドラッグビジネス全体を手中に収めようとするフェリ...
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ナルコス:メキシコ編(シーズン2)第4話_大逆転の連続なのに面白くない【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説)

組織内外での影響力を失いつつあったフェリクスが大逆転を果たし、スノを拘束してフェリクス逮捕に王手をかけていたウォルトが捜査打ち切り寸前にまで追い込まれるという、本シーズンでもっとも大きな動きのあるエピソードなのですが、演出のまずさからかドラ...
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