バーフバリ 伝説誕生【6点/10点満点中_インド映画らしい能天気さが足を引っ張る】(ネタバレあり感想)

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6点/10点満点中

インド映画らしい前半パートはやや退屈

主人公・シヴドゥの物語は、庶民に育てられた特別な血筋の子供が冒険に挑む中で自分の正体や使命を知るという、神話から『スター・ウォーズ』までお馴染みの過程を経るのですが、そこにはインド映画らしい能天気さがあってシヴドゥには一切の悩みや迷いがないという点が、物語から奥行を奪っているように感じました。

また、ミュージカル映画でもないのに感情表現や状況説明を歌で行うこともインド映画らしい特徴となっていますが、このノリがあまり好きではない私としては、見ていてちょっと辛かったです。

後半のバーフバリ王伝は怒涛の面白さ

マヒシュマティ王国に潜入してひと騒動起こしたシヴドゥの顔が生前のアマレンドラ・バーフバリ王に激似だったことから(同一の俳優が演じています)、軍隊の長にしてバーフバリの臣下だったカッタッパは彼がバーフバリの息子であることを確信し、ここからインド映画ではお馴染みの長い長い回想へと突入していきます。

バーフバリは従兄弟のバラーラデーヴァと共に王位継承者として育てられた上で、然るべき時にどちらか一人が王座に就けられるという仮面ライダーBLACKとシャドームーンみたいな関係にありました。武術や学問ではどちらが上とは言えないほど両者完璧である一方で、気質面では大きな違いがあり、バラーラデーヴァが一定程度の野心を持っているのに対して、バーフバリは底抜けの善人でした。この両者の対比はベタながらとても面白かったし、シヴドゥの物語と比較すると話の展開がかなり早いので見やすさもありました。このパートではミュージカルもなかったし。

そんな中で起こったのがライバル部族から仕掛けられた侵略戦争なのですが、この戦が壮絶の一言であり、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のペレンノール野の戦いを思わせるVFXたっぷりの一大合戦が繰り広げられます。しかもただ戦っているだけではなく、そこには戦略や戦の流れというものがあるので、こちらはかなり長時間に及ぶ戦闘であるにも関わらずダレることが一切ありませんでした。これは本当に物凄いものを見せていただけました。

しかもクライマックスでは、忠臣に見えていたカッタッパの「私がバーフバリを殺した」発言で「次回に続く」ですからね。物語への関心がピークに達したところで話をぶった切るという終了タイミングも含めて素晴らしかったと思います。これ見せられて第二部を見ない人は絶対にいないでしょ。

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Baahubali: The Beginning
監督:S・S・ラージャマウリ
脚本:S・S・ラージャマウリ
原案:K・V・ヴィジャエーンドラ・プラサード
製作:ショーブ・ヤーララガッダ、プラサード・デーヴィネーニ
出演者:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、タマンナー
音楽:M・M・キーラヴァーニ
撮影:K・K・センティル・クマール
編集:コータギリ・ヴェンカテーシュワラ・ラーウ
製作会社:アルカ・メディア・ワークス
配給:ツイン(日)
公開:2015年7月10日(インド)、2017年4月8日(日)
上映時間:158分(テルグ語版)、159分(タミル語版)、138分(海外配給版)
製作国:インド

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