【雑談】ついに新型コロナに感染した件

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雑談
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2022年7月末、ついに我が家にも新型コロナがやって来たので、何が起こったのかを備忘的に記録しておきたい。映画と関係ない雑談なので、興味のない方は読み飛ばしてください。

新型コロナ日誌

7/23(土) 嫁が体調不良を訴える

朝から嫁が軽い体調不良を訴えていたが、熱を測っても平熱だったので、予定通り子供のサッカークラブに行こうとしていた。

ただし最近は弱毒化が進んでいて一目でコロナと分かるほどの症状が出るわけでもなく、些細な症状でも感染している場合があるので、私は今日の予定を中止してPCR検査を受けておいた方がいいと主張した。

私自身は新型コロナをさほど深刻には考えてはいないものの、依然として感染を恐れている人が多いことも事実であり、もしも感染していた場合にそうした方々から何と思われるのかが怖い。

嫁は町内の無料PCR検査所へ行ったが、検査結果が出るのは翌日の夕方以降だと言われ、何も分からないまま帰宅。

その後、次第に嫁の体調は悪化していき、夕方には38℃台の発熱。コロナ感染の可能性が高そうなので寝室に隔離することにした。

7/24(日) 嫁のPCR検査は陰性

嫁の高熱は依然として続き、彼女にとっては珍しい39℃台にまで上昇。ただし熱や鼻水等の他の症状はなく、発熱オンリーだった。

夕方になってようやっとPCR検査結果を閲覧できたが、結果は陰性。その時点ではただの夏風邪だという認識となった。

7/25(月) 職場のPCR検査で陽性

起床すると嫁の熱は37℃台にまで下がっており、寝込んでいる必要はなくなったとのこと。私と子供達にも特に症状は出ておらず、普通の生活に戻った。

私の職場では定期的なPCR検査を実施しており、出社すると検体提出を求められた。嫁は陰性だったし、当然私も陰性だろうと思っていたが、昼過ぎに出た検査結果はまさかの陽性。

その時点で私には一切症状がなかったのだが、「とにかく早く帰ってくれ」と言われ、厄介払いされるかのように帰宅した。

夕方になると37℃台の発熱となり、いよいよ来たなと腹を括る。

時を同じくして小4の長男と小2の次男も発熱し始め、我が家は完全に新型コロナウィルスに上がり込まれたことを実感する。『エイリアン2』(1986年)で生体センサーの反応がどんどん強くなり、いよいよ部屋を取り囲まれた時の感じを思い出した。

発熱している私と長男と次男は子供部屋に隔離されたが、夜に入って我々の熱はどんどん上がっていき、全員が39℃台に到達。

長男は黙って寝ていたが、次男は関節が痛むらしくずっと苦しそうにしており、私は夜通し次男の看病をした。

私自身も39℃台の発熱があったが、明日からしばらく会社に行かなくていいという解放感からか、夜通しの看病も苦ではなかった。

7/26(火) コロナ症状のピーク

朝になるとさすがに眠くなり、次男の看病を嫁にバタンタッチして寝室に一人こもって寝ることにした。

正午頃に目が覚めて体温を測ると40.3℃と稀に見る高熱となっていたが、動けないほど苦しいわけでもなく、小腹が空いたので湖池屋プライドポテトを食べながら『伝説巨神イデオン』を見始める。

実はイデオンは初めて見るのだが、あまりの内容にコロナのことなど忘れるほどの衝撃を受けた。

私たち3人は一日を通して39℃台のままで、子供達は一日中部屋で寝込んでいた。普段あれほど騒ぐ子供達が静かに寝ているから、かなりしんどいのだろう。

私はそこまで厳しい状況でもなかったので、イデオンが捗った。

7/27(水) 熱が下がる/味覚障害が始まる

寝て起きると熱は37℃台にまで下がっていた。倦怠感はあるが寝込むほどのものでもない。

子供二人も同じく微熱レベルに下がっており、テレビを見たい、ゲームをしたいと言い出した。

腹も減ってきたが迂闊に買い物にも出られないので、家にある明星チャルメラを食べることにしたが、3人ともマズくて残した。

苦みと塩味が強く感じられて、知っているチャルメラの味と違う。これが噂の味覚障害というやつなのか。ただし聞いていた味覚障害とは味を感じなくなるというものだったが、我々の場合は一部の味覚が鋭敏になっている。

甘いものや酸っぱいものは普通においしく感じられたので、ラーメンはやめて菓子パンを食べることにした。山崎製パンの銀チョコロールがかつてないほどおいしく感じられた。

次男は冷蔵庫に眠っていた不二家ネクターのおいしさにかつてない感動を覚えたらしい。

7/28(木) ついに三男も発症

我々3人はまだ微熱があるものの、「もう大丈夫」と言えるレベルにまで回復していた。

その頃ついに、これまで健康を維持してきた三男も発症し39度台の熱を出したが、全員が通って来た道なので誰も彼を心配しない笑

思った通り2日寝ていれば三男も回復した。どうやら今のコロナは2日でカタが付くらしい。

8/5(金) 隔離期間がようやっと終わって社会復帰

主症状は2日でカタがついたのだが、東京都の隔離期間は発症日を第0日目として、なんと10日間。

その間、遊んでいようとも思ったのだが、ちょっと前に転職先が決まった手前、現職で仕事の積み残しもしておけないことから、結局は在宅ワークをすることに。メールにも返信しているうちに、普通に仕事をしているのと大差ない状態になってしまった。

せっかくコロナ感染したのに自宅療養と称した自由時間を楽しめなかったのは心残りだが、タイミング的にいたし方ない。

8/5(金)にようやっと隔離期間が終わって職場に戻ったが、みんな警戒しているのか私に近寄る人はいなかった。

こうして私のコロナ騒動は終わった。

感染してみてわかったこと

ワクチンやPCR検査は絶対ではない

発症した順番から我が家の感染者第一号は嫁だと思われるが、嫁は3回のワクチン接種をしている。他方で私は一度もワクチン接種をしていない。

政府は「大事な人にうつさないためにワクチン接種をしましょう」というCMを打っていたが、我が家の場合はワクチン接種した嫁がどこからかコロナウィルスをもらってきて、それをワクチン未接種の家族にうつしたということになる。

政府や専門家を小1時間問い詰めたい気分になってきた。

嫁はワクチンの副反応にも耐えて、さらにコロナの症状も喰らうというダブルパンチだったし(ワクチン副反応は三度喰らってるからクアトロパンチ?)、未接種の私と比較して症状が軽かったというわけでもないので、副反応分損したと腹を立てている。

言えるのは、コロナワクチンへの期待値が高すぎるということだ。

思い起こせば2019年以前の世の中では、インフルエンザワクチンなんて「注射で完全に防げるわけではないが、接種しないよりはマシだろう」程度の期待値で打っていた。

コロナワクチンもその程度の構えで丁度良いはずなのに、感染症対策の決め手、打つか打たないかでは雲泥の差くらいの煽り方をして、中には嫌なのに周囲からの圧力で打たざるを得ない人もいた。

ここまでやってしまうと、ワクチンに意味ないじゃないかという失望感を生み出すこととなる。

それはPCR検査も同じく。

嫁が受けた無料PCR検査は陰性であり、間違った結果を出していたということになる。PCR検査の精度は7割程度という話もあるし、感染初期には反応しない場合があるとも聞いた。

だからと言ってPCR検査が全く無意味というわけではないが、検査には固有の限界がある中で、社会全体がPCR検査を過剰に扱いすぎている。

行政もマスコミも何かあれば「PCR検査の拡充!」と言い出すが、ある程度の間違いも犯す検査をそこまで絶対視するのもバランスが悪いのではなかろうか。

陽性後の対応ルートが分からない

そしてPCR検査で陽性と出た後の対応ルートがサッパリ分からない。

PCR検査結果を通知するメールには「速やかに医療機関を受診しろ」と書いてあったが、常日頃から医者にかかることの少ない私には、どの医療機関がコロナ対応しているんだかよく分からん。

その通知メールにリンクが貼られていたのでクリックすると、「医療機関による健康観察について」という東京都福祉保健局のページに飛んだ。

このページが文字ばかりで、ぱっと見で何を言っているのかを掴みづらかったのだが、要約すると自宅療養になった人は厚労省のHER-SYSというシステムに登録して、遠隔でのモニタリングを受けよということらしい。

医療機関と患者双方の負担を軽減するための仕組みのようだが、自宅療養というそもそもの判断のためには医者にかかるしかなさそうだ。何だか中途半端な仕組みに感じる。

とりあえず近所の内科をWEBで調べてコロナ対応している医院を数軒見つけたが、予約は数日後まで埋まっておりすぐには対応できないらしい。

この時点で私は医者にかかることを諦め、自己判断で自宅療養ということにしたが、いまだにコロナを大病だと思い込んでいる人は軽くパニくるんじゃなかろうか。

対応ルートを簡素化すること、HPの記載を分かりやすくすること、医療機関の受診をデフォとはしない仕組みの構築を徹底すべきだろう。

そして医療機関の受診は不要と考えた私だが、コロナでの休みを会社に申請するためと、生命保険会社に保険金請求するためには療養証明書が必要で、その発行のためにはどうしても医療機関を通す必要があったので、数日後に内科のリモート診断を受けた。

その頃には主たる症状はすっかり落ち着いており、完全な無駄である。治療目的ではなく書面を出してもらうために医療機関の手を煩わせるという仕組みは、本当にどうかと思う。

医療の逼迫とこれだけ騒いでおきながら、軽症者であっても医療機関を避けて通れない対応フローを残し続けているのは愚の骨頂。

法的には依然として重大な感染症という扱いなのだが、現場対応からは「大した病気でもないんだし、なるべく医者にかからないで欲しい」という本音が垣間見えてくる。この齟齬を解消しなければ混乱が生じ続ける。

主症状はインフル以下、数日で治る

症状は確かに苦しい。ただし人生で経験したことのないほどのレベルでもない。

私の熱は40.3℃まで上がったが、そもそも私は高熱が出やすい体質であり、2019年以前にも年一回は39℃以上の熱を出していたので、極端に酷いというほどでもない。

また発熱以外の症状がなく、咳や鼻水に悩まされなかったことから、トータルで評価すると2019年以前のインフルよりも軽く感じた。

それは嫁や子供も同じ意見で、しんどいけど過去にもっと酷いことはあったという程度である。

はいはい、あなたが何を言いたいのか分かりますよ。お前んとこがたまたまそうだっただけで、重症化する人もいるんだぞってことですよね。

個別ケースを一般化すべきではないというのはその通りだが、2020年3月以降、特に重篤化したケースを一般化しまくってきたのが日本社会である。

死亡に至った芸能人、重症化して死の淵をさまよった人、後遺症に悩まされている人などを何度も何度も取り上げて「コロナに感染するとこうなりますよ!」と煽り続けてきたが、当然のことながらすべての感染者がそうなるわけではない。

酷くはならない人の方が多いのに、そちらの情報は全然出していかないので、コロナ感染すると地獄という印象のみが定着してきた。

しかし両方の情報を知ってこそ全体像が見えてくるのだから、酷くはならなかった症例にも目を向けるべきである。

味覚異常と嗅覚異常は数週間続く

一方インフルには見られなかった症状として、コロナ後遺症というものは確かにあった。

苦みと塩味を強く感じてモノの味がかなり変わるという症状で、しばらくは普通の食事ができなかったし、嗅覚もかなり衰えた。

死ぬほど臭い犬猫のうんこに家族全員が気付かなくなったので、こちらも相当なものである。

ただし後遺症もほっとけば自然に戻っていくもので、2週間ほどで以前の状態に戻ったので、過度に恐れるものでもないだろう。

感染しないに越したことはないが、感染予防のためにあらゆる措置を講じねばならないほど酷いことにもならない。

安倍政権時代に「正しく恐れよう」という言葉があったが、実際に感染すると本当にそれを実感する。

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