その他アクショントリプル・フロンティア_アクションもドラマも失敗している【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説) (2019年 アメリカ)米軍を退役したポープは南米の警察で軍事顧問をしており、隠れ家に大金を隠し持つ麻薬王の所在地情報を掴んだ。彼はかつての軍隊仲間に襲撃計画を提案する。 5点/10点満点中_定石を外しまくって失速した映画 © Netfli... 2019.04.01 2021.10.13その他アクション
その他アクションファイティング・ダディ 怒りの除雪車_興味深いが爆発力不足【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説) (2014年 ノルウェー)移民を多く抱える社会が抱える軋轢が描かれており、社会考察という点では非常に興味深いのですが、バイオレンスとしては爆発力不足でした。親父が職人さんのように淡々と人を殺しているだけで、そこに情感が描かれていないことがそ... 2019.03.31 2020.03.31その他アクション
終末ユピテルとイオ【5点/10点満点中_興味深いが面白くない】(ネタバレあり感想と解説) 5点/10点満点中 ■Netflixの大好物・アポカリプトSF 『すべての終わり』『エクスティンクション 地球奪還』等、NetflixはアポカリプトSFが大好物。世界的に鑑賞されやすい題材なんでしょうか。 本作は2016年10月に撮影された... 2019.03.05 2019.05.09終末
実話ものデッドマン・ウォーキング_考察は良いのに結論が悪い【5点/10点満点中】(ネタバレあり感想) (1995年 アメリカ)演出・演技共にレベルが高く、見るべき作品だと思います。ただし死刑制度の考察としてはチグハグな部分があり、全体として死刑反対論で構築されているにも関わらず、死刑という強烈なパンチがなければ犯罪者は悔い改めなかったのでは... 2019.03.03 2020.10.20実話もの
テクノロジーオートマタ【5点/10点満点中_テーマは良いが内容は雑】(ネタバレあり・感想・解説) 5点/10点満点中 物凄く素晴らしい部分もあるのに、一方で雑な部分も多く、なんだか歪な映画だなぁという印象でした。 優秀なディストピアSF 全般的な世界観は素晴らしく、いよいよ人類の時代にも終焉の時が来たという絶望的な空気感が醸成されていま... 2019.02.14 2019.05.09テクノロジー
エージェント・殺し屋ジョン・ウィック:チャプター2【5点/10点満点_より激しく・より粗くなった】(ネタバレあり感想) 5点/10点満点中 ■ジョンの行動の不合理さはより深刻に 前作は、ジョンをはじめとする登場人物達の不合理な行動に問題があったのですが、その続編は前作の問題点がより拡大した内容となっています。 殺し屋が誓印という契約を交わした場合、その相手方... 2019.02.08 2019.04.18エージェント・殺し屋
DCコミックバットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生_話が分かりづらい【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説) (2016年 アメリカ)面白い・面白くない以前に、話が余りに分かりづらくて、各キャラクターがどういう思惑の元で動いているのかがサッパリ見えてこないという大問題を抱えた作品でした。中途半端にノーラン色を引き継いだことの弊害なのでしょうか。 感... 2019.01.08 2022.01.14DCコミック
クライムサスペンスウインド・リバー_半端な社会派サスペンス【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説) (2017年 アメリカ)辺境の地を舞台にしたサスペンスドラマであり、その土地に宿る何とも侘しい雰囲気や、閉鎖的な人間関係の描写には成功しています。その反面、真犯人に行きつくまでの捜査に面白みがなかったり、犯人像がテーマと不整合を起こしていた... 2019.01.02 2020.03.31クライムサスペンス
得体の知れない脅威バード・ボックス【5点/10点満点中_詰めの甘いパニック】(ネタバレあり感想) 5点/10点満点中 ■スサンネ・ビア監督作品 監督のスサンネ・ビアは2010年の『未来を生きる君たちへ』でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の外国語映画賞をダブル受賞した経歴を持つデンマーク出身の女性監督であり、直近ではテレビのミニシリーズ... 2018.12.29 2020.03.31得体の知れない脅威
社会派未来を生きる君たちへ【5点/10点満点中_主張は素晴らしいのだが映画としての面白みに欠ける】 5点/10点満点中 ■スサンネ・ビア監督のアカデミー賞受賞作 テレビドラマ『ナイト・マネジャー』が素晴らしい出来だったことから全話の監督を担当したスサンネ・ビアに興味を持ち、本作に辿り着きました。アカデミー賞とゴールデングローブ賞をダブル受... 2018.12.28 2019.03.04社会派
社会派わたしは、ダニエル・ブレイク_主張が一方的すぎる【5点/10点満点中】(ネタバレあり・感想・解説) カンヌ映画祭パルムドール受賞作 本作は引退宣言をしていたケン・ローチ監督がその宣言を撤回してまで撮った作品であり、60年代から活躍するベテラン社会派監督の渾身作だけあって批評家受けは絶好調。Rotten Tomatoesでの批評家支持率は9... 2018.12.26 2021.01.06社会派
マーベルコミックブラックパンサー(2018年)【5点/10点満点中_中途半端な答えしか出していない】(ネタバレあり・感想) 5点/10点満点中 アメリカで社会現象を巻き起こした超ヒット作 驚異的な興行成績 本作は世界的な大ヒット作となっていますが、とりわけ本国アメリカでの支持は驚異の水準に達しています。興行収入はアメリカ一国だけで7億ドルを突破しており、これは『... 2018.12.19 2019.03.26マーベルコミック
実話ものROMA/ローマ(2018年)【5点/10点満点中_面白くなるまでに1時間50分かかる単調なドラマ】(ネタバレあり感想) 5点/10点満点中 ■Netflix史上最強のコンテンツ 2013年に『ゼロ・グラビティ』を大ヒットさせてアカデミー監督賞も受賞したアルフォンソ・キュアロンが2016年より製作を開始した作品であり、本来は劇場公開を想定して作られていたものの... 2018.12.15 2020.01.14実話もの
実話もの小さな命が呼ぶとき【5点/10点満点中_ビジネスというユニークな切り口の難病もの】 5点/10点満点中 「君を失うには早すぎる」という公開時の宣伝文句がお涙頂戴っぽかったし、”緊急手段”を意味する原題とあまりに違い過ぎる邦題からも嫌な予感がしていて長い間食指が向かなかったのですが、たまたま機会があって鑑賞すると事前の印象と... 2018.11.03 2019.03.04実話もの
古代ベン・ハー(1959年)【5点/10点満点中_勧善懲悪の物語と宗教的テーマが乖離した歪な名作】 5点/10点満点中 ■時代を感じさせない見応え 製作年度を考えると驚異的としか言いようのない作品。クラシックと呼ばれる作品の大半が骨董品としての価値に留まっている中で、60年後の観客にも感嘆を持って受け入れられる作品はそう多くありません。本... 2018.10.30 2019.03.04古代
終末エクスティンクション 地球奪還【5点/10点満点中_良い出来ではないが意外性で90分もっている】 5点/10点満点中 ■ブラックリスト入りした脚本の映画化 本作の脚本は2013年のブラックリスト(映画化されていない優秀な脚本リスト)で8位にランキングした後、2014年1月にジョー・ジョンストンが監督に起用され、2016年9月にはジェーム... 2018.10.16 2019.03.04終末
人間ドラマ王様のためのホログラム【5点/10点満点中_人生賛歌的なテーマは良いものの、面白さはあと一歩】 5点/10点満点中 ■山あり谷ありのサラリーマン人生 砂漠は人生をかけてきた職も家族も失った主人公・アランの心象風景を示しており、またその砂漠に建造された入居者のいない空っぽの街や、ホログラムという商材に至るまで、実態のないものが本編中には... 2018.09.29 2019.03.04人間ドラマ
戦争ディファイアンス【5点/10点満点中_まとまらない組織と機能不全を起こしたリーダー】 5点/10点満点中 まず言っておきますが、この映画はドラマとしては極めて凡庸です。ただし、組織運営の難しさや、緊急時におけるリーダーシップの重要性を映画的な綺麗事に逃げずかなり真剣に描いた作品なので、その切り口では興味深く感じました。 ■実... 2018.09.23 2019.03.05戦争
社会派ロブスター【5点/10点満点中_多様な考察に耐えられる奥行はあるもののドラマとしては面白くない】 5点/10点満点中 現実世界の多くの現象を比喩した作品であり、その対象は一つや二つに留まらないことから考える楽しみのある作品ではあるのですが、構図ばかりが立っておりドラマとしては洗練されていないため、直感的に面白さを感じるような映画ではあり... 2018.09.20 2019.03.05社会派
戦争ゼロ・ダーク・サーティ_深みはあるが視点は狭い【5点/10点満点中】 (2012年アメリカ)2003年、CIA分析官のマヤはパキスタン支局に配属された。そこでは拘束者に対する拷問が行われており、マヤはその異様な光景に驚くが、ウサマ・ビン・ラーディンを追うためにマヤもまた人格に悪影響を受けながらも死力を尽くす。... 2018.09.18 2020.01.21戦争